8日の土曜日は、キャロットクラブから2頭の3歳馬がデビューします。まずは、中山6Rに出走する ディエルメスから。
クラブ発表の厩舎コメント
22/1/3 国枝厩舎
- 12月31日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒7-52秒9-38秒3-12秒0)。3日は軽めの調整を行いました。「予定していたレースを除外になってしまい困っていましたが、慌てて関西圏へ行ったり、狙っていた条件と違うところへ無理やり向かうのもどうかなと思いましたので、年明け3日間開催の芝のマイル戦を視野に入れることにしました。クリスチャンは残念ながら乗れませんので現在調整していますが、馬は順調。いくらかしっかりしてきたかな、時間をもらえたことで良くなってきたかなと感じることができていますよ。一度レースへ向かう態勢を整えてあることもあり、さらに強くハードに動かす必要はないかなと感じているので、レースまでの間に適度に動かして当日を無事に迎えられるようにしていきます」(国枝師)8日の中山競馬(3歳新馬・芝1600m)に出走を予定しています。
母サミターは愛1000ギニーの優勝馬で、ディープインパクトとの配合で産まれた ダノンチェイサーは重賞を制しています。これまではずっとサンデー系種牡馬との配合でしたが、ディープインパクトが死亡し、はじめてキンカメ系ロードカナロアを相手に産まれたのが ディエルメス。いったいどんな活躍をみせてくれるでしょうか。
また、サミターの仔は牝馬だと馬体が小柄に出てしまう傾向があり、すぐ上の半姉2頭は、いずれも400キロに満たない小柄な馬体で苦戦を強いられました。その点、牡馬のディエルメスは11月の時点で473キロと報じられており、体重面で苦労する心配はなさそうです。
予定していたデビュー戦を除外されるアクシデントこそありましたが、そのぶん追い切りを多くこなせたことで、良化を促せた様子。初戦から好勝負できるのではないでしょうか。
中山6R ◎6ディエルメス
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続いては、中京6Rでデビューする シエルエトワール。
クラブ発表の厩舎コメント
22/1/5 高柳大厩舎
- 5日は栗東坂路で追い切りました(54秒7-39秒8-26秒0-13秒0)。「年末は12月27日に坂路で併せて一杯に追い切って、55秒7-13秒5と最後一杯の手応えになっていたので、30日はポリトラックでサッと時計を出して調整しました。中間スクミを見せるなどまだパンとしきれていないところを見せつつも、追うごとに徐々に動きは良化しており、今朝は坂路でしっかりやってラスト1ハロンは13秒0。正直まだこれからなのかなとは思いますが、軽い芝ならまた違うでしょうし、次に繋がるレースを期待したいと思います。鞍上は減量騎手の小沢くんに依頼しました」(高柳大師)8日の中京競馬(3歳新馬・芝1600m)に小沢騎手で出走を予定しています。
叔母にハープスターがいるクラブ縁の一族。
ただ、現状は小柄で非力なタイプのようで、坂路で行われた最終追い切りでは、一杯に追われたものの、ラスト1ハロン13秒を切れませんでした。
減量騎手を手配している点からも、フィジカル面に対する配慮が感じられ、あまり初戦からという感じではなさそうです。
中京6R △12シエルエトワール
※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています