少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

8月9日(日) キャロットクラブの注目馬

土曜日の新馬戦では、重賞馬リラヴァティの初仔 ストゥーティが快勝。

昨日の記事の中で、"モーリス産駒が……"と書いた途端に2頭も新馬勝ちが出たのはご愛嬌 笑。この勝利は、同じシンハリーズ系の シンハライト、アヌラーダプラに出資している自分としても、将来の Our Bloodへと期待が膨らみ、嬉しいかぎり。

やはり、この一族は牝馬でこそという印象が強く、その理由が馬格なのか気性なのかはハッキリと判りませんが、軽量ボディ+高性能エンジン、が理想的なのかもしれません。

2020年の募集馬では、シンハライトの仔が牡馬、シンハリーズ、シンハディーバ、リラヴァティの仔が牝馬ですが、はたしてどのような人気順になるでしょうか?

 

  

さて、日曜競馬にはキャロットクラブから大挙10頭が出走を予定しており、新潟メインのレパードステークスには ライトウォーリアがエントリー。さっそく陣営のコメントをチェックしてみましょう

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/8/5  高野厩舎

  • 5日は栗東坂路で追い切りました(53秒2-38秒6-25秒5-12秒8)。「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。1週前に併せてしっかりやっていますし、前回も直前の追い切りは馬なりでサラッとやって結果が出ましたので、今回も楽に走らせています。先々心身しっかりしてくればまた別ですが、現状は砂を被らないようなレース運びが良さそうですし、ジョッキーともそのあたりの相談は改めてしておくつもりです」(高野師)9日の新潟競馬(レパードS・ダ1800m)に岩田望騎手で出走を予定しています。

 

 

ご存じのとおり母父ディープインパクトは、まだこれといった成功配合が確立されておらず、好相性の種牡馬が現れれば、一気に需要が高まることが想定されます。

ライトウォーリアは、マジェスティックウォリアーx母父ディープインパクトという配合で、まだ同配合馬は僅かしかいませんが、その少ない中からダートとはいえ重賞勝ち馬が出れば、一躍脚光を浴びることになりそうです。

 

ダートでは4戦3勝という成績を残している ライトウォーリアですが、キックバックを気にするなど、まだ精神的に脆さを抱えており、道中の位置取りが重要。これを間違えてしまうと、伏竜Sのような大敗もありえますが、裏を返せば、砂を被らない好位置でレースを運ぶことさえできれば、力を発揮できます。その点では、この馬のことを知り尽くしている岩田望騎手の存在は頼もしいかぎりで、外目の10番ゲートも好材料といえそうです。

左回りの実績がないなど懸念はありますが、スムーズにレースを運んだ時にはまだ底を見せていないという魅力もあり、不安より期待の方が大きいことは言うまでもありません。

 

 

新潟11R ◎10ライトウォーリア

 

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続いては、新潟5Rでデビューする ヴィルヘルム

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/8/5  池江厩舎

  • 5日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで追い切りました。先週ビシッとやっていますし、今週は輸送も考慮して半マイルから併せて馬なりでサッと動かしましたが、初戦を迎えるにあたってこれでいい状態に仕上がったと思います。春に入厩した時は体質も弱かったのですが、放牧を挟んでだいぶしっかりとしてきたようで、ここまで追い切りを重ねても体温が上がったりするようなことはありません。あとは実戦に行ってどんな走りをするか楽しみにしています」(池江師)9日の新潟競馬(2歳新馬・芝2000m)に戸崎騎手で出走を予定しています。

 

 

エピファネイア、母カイゼリンというキャロットクラブ縁の血統馬ですが、種付け料250万円の父と、3勝馬の母の仔であることを考えれば、募集総額4000万円というのは破格。近親にワグネリアンがいるとはいえ、かなり強気の値付けと言えるでしょう。逆にいえば、クラブサイドが露骨に『この馬はデキが良いです’』と教えているようなもの。たしかに募集時の写真は黒光りする好馬体だっただけに納得する部分はありますが、母父アドマイヤベガの成績はあまりパッとせず、クラブサイドの値付けがどこまで信用できるか、ある意味で興味深いところです。

 

ただ、勝ち上がりという話になると、クラブとエピファネイア産駒は非常に相性が良く、3歳世代で募集された6頭は全てが勝ち上がりました。ヴィルヘルムも池江厩舎らしく、CWコースで長めの距離をジックリと乗られて良い動きを見せていますから、初戦から期待できるのではないしょうか。

 

 

新潟5R ◎3ヴィルヘルム

 

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最後は、札幌5Rにエントリーしている オーソクレース

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/8/5  札幌競馬場

  • 5日は札幌芝コースで追い切りました(66秒8-52秒0-37秒1-12秒8)。「普段は関西の亀田君に手伝ってもらって調教を行っていますが、レース前に一度ルメールにも乗ってもらったほうがいいかなと思い、今日彼を背にして芝コースに入り、誘導してくれている先行馬を見ながら終いを伸ばしてもらいました。軽く促す必要はあったようですが、終いにかけてじわっと伸ばせていて、ルメール本人も“ポテンシャルはありそう”と言ってくれていたのでいい感触を得てくれたのでしょう。手前を替えてふわっとするなどまだ幼さはありますが、良くなるのはまだこれからという時期ですし、そのあたりは悪いように捉える必要はないかと思います。初戦へ臨むにあたりゲート練習も並行して行っていたのですが、実は先々週に練習した時は横に出て馬の後ろに入るような変な格好を見せました。それなので先週も練習しておいたところ対応できていました。直前でやりすぎると堪えたり、却って神経質になってしまったりと良くない影響を与えることも考えられるので、この後はあえて出すまでの練習は行わないで本番へ向かえればと考えています」(久保田師)9日の札幌競馬(2歳新馬・芝1800m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

  

こちらは ヴィルヘルムよりもさらに高額なエピファネイア産駒ですが、母はGI2勝馬マリアライト。いまの募集価格の水準からすれば、それなりの値付けといった印象です。

 

母は3歳になってからのデビューでしたが、初仔の オーソクレースは順調に調整が進み、2歳の夏から始動となりました。NF天栄にいる時の更新では、さかんに気性面について指摘をされていましたが、どうやら札幌に入厩後はそういった不安を見せていない様子。鞍上にルメール騎手を配して、態勢は盤石といった印象です。

繁殖名牝クリソプレーズの孫世代としては初の出走だと思いますが、どんな走りを見せてくるか、楽しみにしたいと思います。

 

 

札幌5R ◎1オーソクレース

 

※この記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬の中から注目馬をピックアップしています