少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

7月11日(土) キャロットクラブの注目馬

7月も2週目となり、キャロットクラブでは会員専用ページ内で2020年度の募集予定馬一覧(暫定版)が掲載されました。

 

1年で一番楽しい時期が迫ってきましたが、同時にそろそろお尻に火がついてきたのがクラブの3歳未勝利馬たち。まだ半数近く3歳馬が勝ち上がっておらず、今週末は土日あわせて大挙8頭がエントリーしてきました。(うち2頭は非抽選除外)

 

それでは、さっそく何頭かの陣営コメントをチェックしてみましょう。まずは、福島2Rの未勝利戦に出走する エクスプレッサーから。

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/9  堀厩舎

  • 8日は美浦南Wコースで追い切りました。9日は軽めの調整を行いました。「今週の土曜日の競馬に備えて水曜日に追い切りを行いました。この馬は手前が替えづらくワンペースなところがあります。キャンターへのおろしがけに力みやすくハミを強く取りすぎるところがあるので、そのことを含めて状況を確認してもらうためにダミアンさんに跨ってもらいました。追い切り後の計測で494キロ。前走時は488キロなので、ちょっと太めが残っている印象だったことから直前としては強めの追い切りにしました。今回はモタれて進められないというようなことはなく、初戦へ向かったときの状況に近い状態で調整できました。求めすぎない形で調教を積まれていたこともあってか少し重めで入厩してきて、結果的には予定を1週スライドし、直前も強めにやらざるを得なかったという過程ではありますが、整えられたのではないかと思います。ダミアンさんには馬の特性をつかんでもらいましたし、福島コースということもあり積極的な競馬をイメージしてもらいました。使って状態が上がるタイプではないので、何とかここで決めてほしいです」(堀師)11日の福島競馬(3歳未勝利・芝1800m)にレーン騎手で出走いたします。

 

  

前走後にいったんは2月末に帰厩して出走を目指していましたが、在厩中に歩様を悪くしてしまい出走を断念。そこから立て直しを図り、デビュー3走目は約7ヶ月ぶりの休養明けとなりました。

ロベルト系スクリーンヒーロー産駒らしく募集時から好馬体が目を引き、預託先が堀厩舎ということもあって人気を集めた馬ですから、クラブサイドとしても何とか勝ち上がらせたいところでしょう。

前走こそゲートでガタガタしていた他馬を怖がってしまい能力を発揮できませんでしたが、デビュー戦で2着に好走したように能力があることは間違いありません。

残されたチャンスは少なく、今回はレーン騎手を配して必勝の態勢ですから、ここは何とかして結果を出したいところです。

 

 

福島2R ◎10エクスプレッサー

 

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続いては、函館2Rで勝ち上がりを目指す アヴァンセヴェリテ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/8  函館競馬場

  • 8日は函館Wコースで追い切りました(71秒7-56秒4-41秒1-13秒6)。「先週の追い切りは横山武史に手伝ってもらいましたが、今週は黛弘人に手伝ってもらい、ウッドチップコースで2頭併せの追い切りを行いました。追走して馬なりで併入という内容です。先週しっかりと動かした後も変にテンションが上がることなく冷静に走れている印象を受けました。かなり近くの距離で追走しましたが折り合いは気になりません。併入の指示を出していたので前には出ていないものの、余裕のある動きでしたね。息遣いも良さそうです。黛に聞くと“特に気になるところはなく、乗りやすくていい馬だと思います。馬場が悪くて終いは少しノメりましたが気になるほどではありませんでした”ということでした。馬体重は448キロで、脚元の状態、歩様ともに問題はないように思えます。あとは初めてのダートに如何に適応できるかでしょうが、動きだけを見ればこのクラスを卒業できる馬だと思っているので、何とかここで決めてほしいですね。そういうレースでもあるので今回ルメールさんに騎乗依頼をかけています」(武井師)11日の函館競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1700m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

2歳夏のデビュー戦で3着に好走し、勝ち上がりは間違いなさそうだと思われた矢先に骨折が判明。そこから約8か月ほどの休養を余儀なくされました。

久しぶりのレースとなった前走は、レース後に騎手が『パドックで寝てしまうと思うくらい』と話すくらい気合が乗らずに大敗を喫してしまいましたが、一度実戦を使われたことで馬に気が入ってくればシッカリと変わってきそうな雰囲気です。

初ダートがどちらに転ぶか判りませんが、師の『動きだけを見ればこのクラスを卒業できる馬だと思っている』というコメントを信じて、巻き返しを期待しましょう。

 

 

函館2R ◎11アヴァンセヴェリテ

 

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最後は、函館4Rの未勝利戦に出走する ジルジェンティ

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/9  橋田厩舎

  • 8日は函館Wコースで追い切りました。9日は軽めの調整を行いました。「早ければ今週から使うつもりで、岩田康騎手を乗せて水曜日にウッドコースで単走の追い切りを行いました。霧で道中は確認できなかったのですが、特に問題なく追い切りを消化できたと現地から報告を受けています。2鞍ある1200m戦のどちらかに入ればと思っていたものの、どうやらどちらも出走は難しそうな状況。そこで改めて想定を見ると、土曜日の1800m戦ならば入りそうだったので投票したところ、無事に出走が確定しました。前回でもガーッと行くような感じはなかったので折り合いは大丈夫でしょうから、あとはこの条件がいい方に出てくれればと思います」(橋田師)11日の函館競馬(3歳未勝利・芝1800m)に岩田康騎手で出走いたします。

 

 

キャロットクラブ3歳世代のロードカナロア産駒は、11頭が募集され、いまのところ勝ち上がりが2頭だけと苦戦しています。いずれも2600~5000万円という決して安くはない価格帯での募集馬ですから、このままでは今年度の応募に影響が出ることは間違いなさそう。クラブサイドとしても何とかしたいところでしょう。

 

ジルジェンティはデビューからすでに8戦を消化しており、あまり上がり目は期待できませんが、滞在効果と距離延長で良さが出れば、前進が期待できるのではないでしょうか。

 

 

函館4R △13ジルジェンティ

 

 

※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています