少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

アヌラーダプラ HTB杯優勝

出資馬の アヌラーダプラがHTB杯(2勝クラス)に出走し見事に優勝しました。

 

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2歳時に華々しく2連勝を飾りクラシックへの出走を期待されましたが、フィリーズレビューのレース中に肺からの鼻出血を発症。戦線からの離脱を余儀なくされ、クラシックの舞台へ立つことは叶いませんでした。

 

約4ヶ月ぶり、2勝クラスからの再出発となった今回は、初の距離、初の古馬との対戦、初の洋芝、初コンビの鞍上、と初ものづくし。鼻出血後の一戦ということもあり、私だけではなく他の出資者の皆さまも半信半疑だったのではないでしょうか。

 

しかし、そんな周囲の不安をよそに、アヌラーダプラは病み上がりとは思えない素晴らしいパフォーマンスを披露。ここでは力が違うと言わんばかりに、涼しい顔でゴール版を先頭で駆け抜けました。

 

クラブ発表の厩舎コメント

20/7/5  函館競馬場

  • 5日の函館競馬では五分のスタートから先団を見る位置につけて進め、直線へ向いて先頭に立つとそのまま押し切り優勝。「不安がぶり返すことなく調整でき、無事に競馬へ臨むことができました。あとは対応できるかどうか。以前から短めになるかなという雰囲気を醸し出していた馬でしたが、そう思っていてもいざ試してみたら対応できないこともあるので蓋をあけてみないと、と言う思いを抱いていたのも事実です。そのような中での今回だったわけですが、パフォーマンスを見る限り杞憂に終わりましたね。鼻出血のような不安が出ず、距離も詰まるとこれだけの走りを見せてくれます。力が違ったと言っていい内容だと思いますが、そうは言ってもまだ条件戦です。春の悔しさ、申し訳なさを考えると大喜びするわけにもいきませんが、とりあえずいい形で競馬へ向かい、一番いい結果を出して会員の皆様の期待に応えられたことが何よりうれしいです。おめでとうございました。レース後の様子をしばらく見なければいけないと思っていますが、直後に鼻血が出たり、それを思わせるような咳をすることもないので、この後もしっかりと確認しておきます。ありがとうございました」(萩原師)2歳時のパフォーマンスから春のクラシックの舞台をとても楽しみにしていた馬でしたが、リズムを崩し、前走では鼻出血を発症することにもなり仕切り直しを余儀なくされましたが、ここに至るまでの調整が順調に行き、無事に復帰を果たすことができました。そして、古馬との混合戦であるにもかかわらず見事に復帰戦を勝利で飾ってくれました。春の悔しさを晴らすかのような勝ちっぷりでこれからの活躍が楽しみになりました。次は3勝クラスとなり、より一層厳しい戦いになりますが、またいい競馬をしてくれることに期待を寄せています。この後についてはレース後の様子を慎重に確認したうえで判断していきます。

 

 

萩原厩舎&天栄Fの優れた手腕により、見事に立て直しに成功。そして、レースでは再三にわたり稽古で跨ってくれた横山武史騎手が見事にエスコートしてくれました。もちろん、関係者だけではなく、期待に応えてくれた アヌラーダプラのがんばりにも、ただただ頭が下がる思いです。

 

そして、デビュー前から萩原師が語っていたとおり 優れたスプリンターとしての素質の片鱗を見せ、進むべき道も見えてきました。

 

あまりに見事なレースぶりだったので、すぐ次走について考えたくなってしまいますが、これからも持病と付き合っていかなければならないという状況に変わりはありません。まずはゆっくりと疲れを癒し、涼しくなった頃にまた元気な姿をみせてくれればと思います。

 

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関係者の皆さま、ありがとうございました。

 

出資者の皆さま、おめでとうございました。

 

 

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2020/7/5 札幌競馬場