今週からローカル開催が福島から新潟へと替わり、東京、京都とあわせての3場開催がスタート。
キャロットクラブは土曜日に総勢10頭の出走馬を送り出しますが、そのうち新潟にエントリーしている4頭すべての手綱を丸山騎手に託しました。
ここ最近のお抱え騎手といえば、東=丸山、西=北村友、といった感じでしたが、北村友騎手は一時に比べるとここ最近は依頼数が減ってきた印象があります。丸山騎手としては、ここでしっかりと結果を出しておきたいところでしょう。
というわけで、土曜日は新潟のレースに出走する4頭に注目してみたいと思います。
まずは、新潟3R で初勝利を狙う シェーネメロディから。
クラブ発表の厩舎コメント
20/5/6 伊藤大厩舎
- 6日は美浦南Wコースで追い切りました(69秒9-53秒1-38秒6-12秒5)。「レース後の状態はいいなと思えていたのですが、それにしてもカイバはぺろりと平らげるようになっていますし、体はパンパンに張って具合が良すぎるな…と思うくらいになっています。あまりコンディションが良すぎると、例えば鼻血が出たり、動かしてもかかるくらいになって却ってオーバーワークになることもあり得ますから、注意しながら調整していました。予定通り週末から軽く時計を出し、今朝はウッドチップコースでで5ハロンから時計を出して終い重点で動かしてあります。動きを見ても特に不安に思うようなことはなく、これまで通りに来ているので、問題なく新潟へ向かえると思っていますよ。何とか新潟の1200m戦に上手く対応していい結果を残してもらいたいです」(伊藤大師)9日の新潟競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1200m)に丸山騎手で出走を予定しています。
デビュー戦から惜しい競馬が続き、時期的にもそろそろ勝ち上がっておきたい シェーネメロディ。
6ハロンでも先手をとれるスピードがあり、前残りが多い新潟ダートで前走のようなレースが出来れば、好勝負は必至。
陣営のコメントから体調面に不安はなさそうですから、引き続きチャンスでしょう。
新潟3R ◎12シェーネメロディ
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続いては、新潟9Rにエントリーしている サミットプッシュ。
クラブ発表の厩舎コメント
20/5/6 和田雄厩舎
- 6日は美浦南Pコースで追い切りました(66秒7-51秒3-37秒9-12秒4)。「すでに2度競馬を使っていますし、負荷をかけて仕上げるというよりは状態を保つことが最優先だったので、傷をつくりやすいウッドでのハード調教は控えました。結果的に通しでポリトラックコースをメインに追い切ってきましたが、今日も楽に動けていました。今週は輸送も控えているので単走で整える程度でしたが、走りを見る限りでは問題ないと思えます。慣れさせないようにするため追い切りではブリンカーを着けていませんが、レースでは着ける方向で考えています。土日どちらにするかはまだ決めていないので、出馬状況を見て、元気の都合も確認のうえ最終的に決めます」(和田雄師)9日もしくは10日の新潟競馬(4歳上1勝クラス・ダ1800m)に丸山騎手で出走を予定しています。
ダートの2000m以上を中心に使われていた サミットプッシュですが、距離短縮で臨んだ前走で3着に好走。引き続き9ハロン戦に狙いを定めて2勝目を狙います。
これまでの成績から少し勝ち味に遅い印象こそありますが、新潟コースにも実績がありますから、乗り慣れた丸山騎手が上手にエスコートできれば、今回も上位争いできるのではないでしょうか。
新潟9R ○3サミットプッシュ
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クラブ発表の厩舎コメント
20/5/6 萩原厩舎
- 6日は美浦南Wコースで追い切りました(68秒1-52秒6-38秒9-12秒3)。「今回のレースには丸山元気に乗ってもらうことになったので、今朝は彼を背にして前の馬を追いかける形にしました。道中の折り合い面、終いの動きの確認をしてもらっています。道中に関しては結構唸ってきていますが、直線はちょっと物足りなかったですかね…。以前は一気になくなるようにも見えましたが、そこまでではないにしても少し促していく必要のある動きを見せていました。トモの状態に関してはここ最近の中では一番いいと思えるので、前回同様、レースでブリンカーを着けてより気持ちを乗せて良さを出せればと思っています。前回の中山と違って今回はフラットな新潟のワンターンの競馬です。コース形態的にキレをより求められるだけにこの馬向きとは言い難い部分があるので、いかにフィットできるかがポイントになるでしょう。その点は元気も懸念はしていましたが、持っている賞金的に場所を選べる立場ではないので、何とか対応していい結果につなげてもらわなければと思っています」(萩原師)9日の新潟競馬(谷川岳S・芝1600m)に丸山騎手で出走を予定しています。
2歳の暮れにデビューしてから、今回で20戦目を迎える サーブルオール。
その間に掲示板を外したのは僅かに4回だけという非常に堅実なタイプで、出資者の皆さまが羨ましいかぎり。ハービンジャーxソニンク牝系という豊かな成長力を武器に、7歳とはいえ衰え知らずといった印象です。
ただ、オープン昇格後は思うように賞金加算ができず、なかなか思うようなレースに使えないというのが現状。
更新コメントにもあるように、新潟の8ハロン戦はけっしてベストといえる条件ではありませんが、ひと叩きされた今回は前走以上の走りが期待できそうです。
新潟11R ○2サーブルオール
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最後は、新潟12Rで2勝目を目指す エリスライト。
クラブ発表の厩舎コメント
20/5/6 久保田厩舎
- 6日は美浦南Pコースで追い切りました(53秒9-39秒4-12秒1)。「週末にウッドチップコースに入れて長めに動かして負荷をかけてありますので、当該週の今日の追い切りはポリトラックで半マイル重点の追い切りを行いました。力み過ぎない、程よいバランスで走れていたように思え、印象は悪く無かったですよ。乗った助手の池内に話を聞くと、右への張りが若干あったということですが、それは今に始まったことではないため大きく気にすることではないと思いますし、概ね問題ないだろうと捉えてよさそうですね。この後に、例えば一気にカイバを食べなくなったり体調を崩してしまうようなことがなければ予定通り今週の競馬へ向かうつもりです。5節の出走間隔しかない馬ですが、入りそうですし、その点は良かった。あとは、左回り、開幕週の馬場と言った条件がどうかですが、前回のような感じでいい精神状態で臨むことができれば対応してくれてもいいはずです」(久保田師)9日の新潟競馬(春日山特別・芝2000m)に丸山騎手で出走を予定しています。
前走でようやく能力の一端を垣間見せた エリスライト。
GIホース・マリアライトの全妹という期待の良血馬ですから、1勝クラスは楽に突破できるだけのポテンシャルを秘めていそうです。
ただ、陣営のコメントにもあるように、この馬の場合はいかに平常心でレースに臨めるかがカギを握ります。前走は無観客競馬が良い結果に結びつきましたが、今回はこれまでに経験したことのないレース間隔、開幕週の馬場、新潟への輸送、とクリアしなければならない課題が山積み。
精神的なウィークポイントを抱える エリスライトにとっては楽な条件ではありませんが、もっと上のクラスでの活躍を目指すためにも、なんとかクリアして欲しいところです。
新潟12R ▲1エリスライト
※予想記事では出資有無に関係なくキャロットクラブの出走予定馬をメインに注目馬をピックアップしています