少数精鋭で重賞制覇をめざす

年1-2頭の出資で重賞制覇をめざす一口馬主のブログ。※当ブログに掲載されている写真やテキストはキャロットクラブの許可をいただき転載・引用しています

11月30日(土) 競馬の予想

秋の東京、京都開催が終わり、2019年の競馬もいよいよ大詰め。

 

今週からは中山、阪神へと舞台を移し、年末の28日まで開催が行われます。

 

終わりよければ…という訳ではありませんが、良い年越しを迎えるためにも、師走の馬券収支はプラスにして終わりたいところですね。

 

 

さて、土曜競馬は3週ぶりとなる東西W重賞。中山のステイヤーズSにはキャロットクラブから ヴァントシルムがエントリーしていますので、さっそく陣営のコメントをチェックしておきましょう。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/27  須貝厩舎

  • 27日は栗東坂路で追い切りました(53秒8-39秒7-26秒1-13秒0)。「今朝は坂路で追い切りを行いました。先週CWコースに入れてしっかりと負荷をかけていますし、中山への輸送も控えている今週は単走でサッとやりましたが、これでいい状態に持っていくことができたと思います。北海道開催から少し間隔は空きましたが、ここまでじっくりと本数を重ねてきましたし、力を出せる仕上がりで臨むことができそうです」(須貝師)30日の中山競馬(ステイヤーズS・芝3600m)に田辺騎手で出走を予定しています。

 

 

オジュウチョウサンの参戦で注目を集めるステイヤーズSですが、ここ数年は13-14年 デスペラード、15-17年 アルバートと、とにかくリピーターの活躍が目立ちます。今年は昨年の優勝馬 リッジマンが連覇に挑みますが、はたして近年の傾向どおり結果を残すことができるでしょうか。

 

いっぽう、キャロットクラブから挑む ヴァントシルムは、条件戦からコツコツと実績を積み上げ、5歳暮れにして今回がはじめての重賞挑戦。この馬の成長をデビューから見守ってきた出資者の皆さまは、感慨深いものがあるのではないでしょうか。

 

実績面では他の有力馬に見劣るものの、アルゼンチン共和国杯で2着に好走した タイセイトレイルとはここ数戦で差のない競馬をしています。タイセイトレイルを物差しとすれば、重賞の舞台で ヴァントシルムが上位争いを演じたとしてもなんら不思議はありません。

 

血統的にも青葉賞勝ち馬 ショウナンラグーンの半弟と筋が通っていますし、何といっても祖母はGI5勝の名牝 メジロドーベル

 

メジロ牝系の出身だけに、スタミナ比べのレースは望むところではないでしょうか。

 

 

中山11R ◎2ヴァントシルム

 

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また、この日はキャロットクラブから3頭の2歳馬がデビュー予定。

 

こちらも陣営のコメントをチェックしておきましょう。まずは、中山5Rにエントリーしている タイダルフォースから。

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/27  中舘厩舎

  • 27日は美浦南Wコースで追い切りました(70秒1-54秒4-40秒3-12秒7)。「今週の競馬を予定しているので当該週の追い切りは水曜日に行うことにしました。いちばん早い時間帯の組で馬場入りし、ほかの馬たちと併せる形を採りました。目の前を走る馬を目標にしつつ内から並びかけていこうとしたのですが、正直に言えばギアが足りない感じの走りでしたね…。頭の位置は悪くないですし、体も使っていて走り自体はとてもいいものの、走りをわかっていないのと体力という基礎の部分で物足りないのかなという印象を受けます。喉の音はしますが、それがパフォーマンスに影響している感じはそこまでありません。今朝は特に馬場が湿っていて走りづらい状況だったので、走りやすい実戦の馬場に行って変わってくれたらという思いです。除外の可能性も十分に考えられるので弾かれたらスライドするほかありませんが、今週であればビュイックが乗れるということなので、彼にしっかりと動かしてもらい、競馬を覚えて次回以降に活かしていきたいです」(中舘師)30日の中山競馬(2歳新馬・芝1200m)にビュイック騎手で出走を予定しています。

 

 

ノド鳴りの症状と 現状では集中力が散漫なために、デビューはあえて6ハロン戦を選んだようです。

 

今週の更新にもありますが、1週前の更新でも『実戦を経験し、レースで走ることを覚えさせ、その後の成長を図るようにしたほうがいい』とコメントされていましたから、ここは勝ち負けよりも、まずは経験を積ませるという意味合いのほうが大きそうです。

  

 

中山5R △9タイダルフォース

 

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続いては、中山6Rに出走を予定している ベルクハイム

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/27  戸田厩舎

  • 27日は美浦南Wコースで追い切りました(66秒3-52秒0-38秒6-12秒6)。「先週は皇成が跨ってくれましたが、今週は厩舎スタッフで対応することにしました。雨により馬場が重くなっていましたが、しっかりと動かすことができました。この母系にオルフェーヴルを迎えて難しさが目立たないか最初は不安に思うこともありましたが、さほど気になりませんでした。大人しいし、調教で手こずるようなことなくここまで来ることができました。実戦となるとまた違った一面を見せる可能性もあり得ますが、どういう走りをしてくれるか楽しみにしています」(戸田師)30日の中山競馬(2歳新馬・ダ1800m)に三浦騎手で出走を予定しています。

 

 

こちらは兄に活躍馬の ブレイクランアウトや エネアドなどがいる、キャロットでもお馴染みの血統馬ですね。

 

年初に骨膜炎を発症し、調整が遅れたためこの時期のデビューとなりましたが、中間に三浦騎手が3度も追い切りで跨っているように態勢は整ったとみてよさそうです。

 

追い切りではポリトラックよりもウッドで良い動きをみせたようで、現状では力の要るダートのほうが合いそうというのが三浦騎手のジャッジ。さらに前向きな気性の持ち主ということですから、初戦からいい走りをみせてくれるのではないでしょうか。

 

 

中山6R ◎14ベルクハイム

 

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最後は、阪神6Rでデビューを迎える フェルカド

 

クラブ発表の厩舎コメント

19/11/27  角田厩舎

  • 27日は栗東坂路で追い切りました(56秒7-40秒3-26秒0-12秒8)。「今朝は坂路で併せて追い切りました。ラストだけ強めに追って1ハロン12秒8なら上々でしょう。まだ良化の余地は残しますが、本数はしっかりこなせましたし、まずは次につながるいい走りを見せてもらいたいと思います。馬体重は先週の段階で476キロでしたので、470キロ前後での出走になるでしょう」(角田師)30日の阪神競馬(2歳新馬・ダ1800m)にルメール騎手で出走を予定しています。

 

 

フルゲートとなった中山6Rと同じくダ1800mの新馬戦ですが、こちらは8頭立てと落ち着いた頭数でのレースとなりました。

 

キャロットクラブの フェルカドは、球節に不安が出たため春頃にいったんペースダウンをした経緯があり、大事をとってダートでのデビューとなった模様。

 

追い切りの時計もマズマズ出ていますし、手綱をとるのはルメール騎手ですから、上位争いが期待できるのではないでしょうか。

 

 

阪神6R ◎3フェルカド

 

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土曜日は新馬戦以外にも注目の2歳馬 アブソルティスモ(中京10R こうやまき賞)と グランデマーレ(中山9R 葉牡丹賞)がスタンバイ。

 

クラシック路線に乗るためにも負けられない一戦となりますから、こちらの走りも注目しましょう。